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今回は、お題。
(締め切りが1月30日なので、ちょっと焦って)
「チームワーク」を語ってください、ということで。
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一番に思い付いたのは、「ハニカム出版」のこと。
一年半ほど前、『満月マルシェのつくりかた』という本ができました。
本なんてつくったこともない友人たちと、出版チームを結成して。
2017年9月6日の満月マルシェに発売。
顔合わせをしたのが、その年の5月。
ちゃたくんとは、その前から構想や計画を練ったりしていたけど。
チームとしてはそこがスタートだったんじゃないかな。
それからはイベントをしたり、バッグをつくったり、さまざまなところで出店したり。
トレモロピクニックという新たなマルシェにも関わらせてもらったなぁ。
京都ファーマーズマーケットでお話させてもらったり。
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ただやはり、チームというのはなかなかむずかしいものですね。
特に、ぼくはいわゆる「協調性がない」方なので。
実際、何度か「もう関わらない」と宣言したりもしているんです…。
でも、いいものをつくろうと思うと、どうしてもぶつかる部分が出てくる。
ぼくは距離の取り方というか、その辺が本当にヘタだったなぁと思います。
今なら、もうちょっとうまくやれるのかな、と思ったりもしますが。
振り返ってみると、メンバーはみんな「つくる側」だったんだなぁ、って。
自分はどちらかというと、「売る側」のスタンスだったんですね。
「売る」というと語弊があるのかな、「広めたい」という感じ。
要はプロデューサーの役割がしたかったんだと思います。
そこに自分で氣付いていなかった。
氣付いていたらうまくできていたのか、もちろんそうとは言えないけれど。
ぼくは逆に、うまくいかないのは何でだろう?って考えていて。
どうやら、プロデューサー的なことをしようとして、意見や方向性がぶつかっただけでめげてしまった、ということだったんだな、と。
例えば、スタジオジブリの鈴木敏夫さんの鼎談記事に、「決闘こそがプロデュースの根っこにある」というのがあって。
「間」が大事だと、やはり距離感のことも語られています。
井上陽水のアルバム『氷の世界』のプロデューサー、多賀英典さんもたぶんそう。
第一弾シングルのA面を、多賀さんは周囲の反対を押し切って『心もよう』を選んだのです。
『帰れない二人』はいい曲だし、それはそれでヒットしたのかもしれません。
けれど、結果としては『心もよう』だったからこそ、『氷の世界』は日本初のミリオンセールスになった、と言っていいでしょう。
そのときの心境を、「オレだけ孤立するわけだよね」「自分に重荷があって、制作をやめたい」と思っていた、と。
ドキュメンタリー番組の動画を見ながら、わかるなぁって勝手にシンパシーを感じてしまいました(笑)
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もしかすると、満月マルシェの広がり方がそうであるように、プロデュース的なことなんて考えない方がよかったのかもしれません。
これを書きながら、そんなことを思ったりもしました。
『満月マルシェのつくりかた』も、そういう内容なのだし。
とは言っても、やっぱり自分なりのやり方でしかできない、とも思うし。
それで、話はいきなり結論的なことに飛ぶんですけど。
たまたまつい最近、友人とメッセージのやり取りをしていて。
彼女がその日の体験を、「自分がまず楽しむって大事」と総括したんです。
ぼくは、それって実は「最高の氣遣い」なんじゃないか、と返しました。
どういうことかというと。
前提として相手も同じことを考えている、とします。
お互いに、「相手は楽しめているだろうか?」だけだと、想いがループしたまま。
それをどちらかが、「私は楽しめている」としたら、相手だって嬉しいですよね?
そうすると、相手もまた「私は楽しめているだろうか?」と考える。
極論的に言うと、自分がまず楽しむのはひとつの礼儀、じゃないかと。
言うまでもなく、「自分さえ楽しければいい」とは真逆のマインドですよ。
(↑前々回に書いたことと合わせて考えると、またおもしろいのかも)
だいぶ遠回りしましたけど。
チームワークもまた、各々が「自分がまず楽しむこと」、そこから始まるんでしょう。
なんだ、自分がまず『満月マルシェのつくりかた』を読み返さなきゃだな。
実は引っ越し作業中で、今見当たらないのですが(笑)
1月と2月と、満月の日にちょっとしたキャンペーンをした(しよう)という話は、また今度改めて。
ぼくが滋賀を離れてしまうので、結果的にハニカム出版からも少し遠くなってしまうのですが。
でもだからこそ、この距離感(物理的にも精神的にも)がかえっていい効果をもたらすかもしれないと、ちょっと期待していたりもして。
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「チームワーク」というと、「一致団結!」みたいなイメージなのかな。
今ならもっと、新しい「チームワーク」の形を提案できるかもしれない。
ぼくが今興味あるのは、「行き当たりばったり」。
鈴木敏夫さんの鼎談にもそんな話が出てきたり、先日友人がfbでシェアしていた記事がまさにそういう話だったり。
行き当たりばったりで年商2億円の経営者が語る、「自分の好きなことで生きない選択肢」|ALL YOURS木村のよりみち見聞録×白水高広 #002 | NEUT Magazine
その辺はまだ消化できていないので、また改めて。
チームについても、これから実践的にいろいろ考えてみたいと思います。
今日のところは、この辺で。
せれんでぃっぽ☆とむやん
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