とむやんの氣まぐれ雑想記

〈探幸王〉を目指して、さまざまな想いを綴ります☆

Mariage


30歳後半からはほとんど、「結婚式」というものから縁遠くなった。
いや、ほとんどどころか、確か全くなかったんじゃないかなぁ。

それがまさか、結婚式の、しかも司会をやることになるとは!

友人から一年ほど前に、「結婚式で司会をやってもらえないか」と言われ、涙が出るほど嬉しかった。
いや、ちょっと泣いてたかもしれない。
その友人のしあわせは、自分のことのように嬉しかったし、それをもう一歩手前でお祝いできるなんて、なんと光栄なことだろう。

そのときは、「だいぶ先の話だけど」なんて言ってたはずなのに、なんだか最近は時が経つのがすごく早い。

そもそも司会なんて、なぜか最近はよく声を掛けていただくのだけど、自分にはノウハウがあるわけでもないし。
元々はあがり症だし極度の人見知りだし、それはこのブログでも何度か書いたと思うけれど。
嬉しい一方で、結婚式の司会だなんて、さてどうしたものか…。

図書館で司会の本を借りてきたり、ネットであれこれ調べたり。
台本というものをつくった方がいいと、そう思いつつも結局当日ギリギリになってしまうのは、残念ながらいつものこと…。


結婚式が終わって、友人/新郎と次の日も会う機会があって、いろいろ話をした。

男性というのは大抵、あまり結婚式というものに重要性を感じていないことがほとんどだ。
この友人もそうだったと言うし、ぼくもそうだった。

いつだったか、いいことがあったときほど散財するといい、というのを聞いたことがある。
お金に限らないのだろうけど、ともかくツキは人に廻した方がいい、そんな風にぼくは解釈している。
流した分だけ、ちゃんと入ってくるのはなんだか不思議だけれど、今ではそうなんだなぁとつくづく思う。
(でもだからこそ、どこに流すのかがとても重要なのかな)



今回、「結婚式」ってすごいなぁと、改めて感じた。

だって、そこにいる人たちはみんな、誰かの祝福のために集まった。
こんなしあわせに満ちた時間と空間を、多くの人と共有する機会なんて、そうそうない。
結婚式のように、みんなが主体となってハッピーを目指す社会にならないものだろうか?と、そんなことをふと思う。

主役である新郎新婦もまた、来賓の人たちに目一杯楽しんでもらいたいと趣向を凝らす。
もちろんそれは大事なことだけど、最高の「おもてなし」は、二人が笑顔でいてくれること、これに勝るものはない。

「結婚」というものが絶対的にすばらしいというわけではない、それはある意味「たまたまそうだった」というだけに過ぎない。
それならなおさら、その役回りを「演じ切る」ことが肝要なのだろう。



そしてもうひとつ氣付いたこと。
「結婚」って、一氣に「ご先祖さま」との縁が増えるんだなって。

子どもが産まれてみるとよくわかる、自分にとって相手の両親は「義理」かもしれないけど。
言うまでもなく、子どもにとってはどちらも「ご先祖さま」だ。

あぁ、そう考えると「結婚」というのもいいものだなぁ、と今更ながら感じたりして。

友人の結婚式と披露宴は、言葉で言い表せないほどとてもステキな、ハッピーなものだった。
正直ぼくは、進行の部分で痛恨の、と言ってもいいようなミスをしてしまったのだけど…。


それから、この結婚式のために、新郎とその友人たちとバンドを組んだ。
ぼくは手に入れたばかりのベース、全然うまく弾けないのだけど。
それでも、これもまた最高に楽しかったなぁ。

 

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↑写真はドラちゃん(本人も写ってるけど)からお借りしました☆

そのクライマックスに、新郎が新婦のためにつくった歌も演奏した。
当然、それはトップシークレット、直前までナイショにしていたから、演出としても最高だっただろう。
ぼくも、これはとても感動した。


司会をさせてもらったこと、新郎の想いのこもった歌を一緒に演奏したこと、そして二人のしあわせを自分なりに心からお祝いしたい、と思って。
ソウルメイトやツインソウルとか、そんなことをテーマに、曲をつくりました。

やはり人のことを想ってつくると、あんまり悩むことがないのかもしれない。
手前味噌ではあるけれど、結構自分でもいい曲になったなぁと思っています。

今回もかなり長文になってしまいましたが、最後に歌詞を載せておきます。
音源はまた改めて。


                    せれんでぃっぽ☆とむやん


よりそうる

見つけたんだね
広い広い宙(そら)に
ひと際 輝く
星はひそかに
巡り巡りながら
その瞬間(とき)を ただ待つだけ

何度も 離ればなれになって
また生まれて
だけどもう 大丈夫
泣かなくていいんだ


不思議なくらい
いつもいつも人は
奇跡を求めて
気付いてみれば
高く高く空に
月は明るく微笑む

もうすぐ近い未来にきっと
ひとつになる
心から 感謝して
ゆるしあうのだから

命の音は
歌を歌うように
しあわせに寄り添う ルルル

しあわせに寄り添う ルルル