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前回もお知らせしましたが。
明後日の10月9日は、『スウスウハクハク LIVE+TALK』です。
ちなみに、〈スウスウハクハク〉とは、言葉遊びから生まれた合言葉のようなもの。
アトリエカフェ ハグハグのちゃたくんの、呼吸の循環のように、本が廻っていくイメージを表している、と言えばいいかな。
ウクレレ楽隊キペルス・パピルス企画で何かできないかなと思っていて。
でも、ただライブをするだけよりもプラスαを考えたいと思っていて。
小さな動きをあちこちでやりたい、その方がより楽しく持続するだろうというのが、ぼくにとっての心地よいやり方。
ただ引っ張っていくだけのリーダーはもう不要だ、と個人的に思っているのですが。
確かに旗振り役というか、どうしても先頭に立つ人は必要になってくる。
横並びだと、Gメン’75みたいだしね、そういうのもありなのかもしれないけど。
要は場面場面によって、変わればいいんだと思う。
例えば渡り鳥のフォーメーションのように。
この社会は今、トップダウン的な決定にあまりにも慣れてしまっているのかな。
だから、誰かが提案して、それを断るとか合意するという流れになりにくい。
必然的に「予定調和」に落ち着いてしまい、新しいことは生み出しにくい。
きっと本来の「予定調和」ってのはいい意味なんじゃないかな?
でも、ここで言うのは保守のよくない側面、について。
(「保守」だって、悪い面ばかりじゃない、当然ながら)
誰かが突拍子もないことを言ったとして、それに対して反対なら、「自分はそうは思わない」「それはやりたくない」と言えばいいだけのこと。
逆に、やりたいことがあればそう言ってみればいい。
けれどそういう雰囲氣はこの社会ではあまり大事にされていない。
つまり、「調和」ということをもう一度、考えてみた方がいいんだろうな。
「和を乱すな」とか「空気を読め」とか、そんなのは調和でも何でもないと思う。
今回のイベントでは、フリーカンバセーションの時間をつくってみた。
その前に、「スウスウハクハクな本のあれこれ」について、導入としてのトークがあって、それを受けてざっくばらんに意見交換ができたらいいなと思う。
その中で、いいなと思うものは積極的に受け入れたり、一緒にやろうと話を詰めたり。
それはぼくの思う趣旨と違うからやらないとか、力不足でできないから別個でやってもらってサポートはさせてもらう、とか。
蓋を開けてみたらもっと思わぬ方向に話が進むかもしれない、それがおもしろいし楽しみだ。
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「断る」ということ。
この字の左は元々「糸」が四つ、上下に二つ並んでいる形だった。
それが上下で切れていて、つまり縦糸横糸で織られた布が断たれている様を表していたそう。
「断」の右は斧、そこから関わりを「断つ」や、申し入れを「断る」という意味で使われる。
当然、織り上げた布は適当な長さのところで糸を切って、切り離さなければいけない。
一方で、逆の意味の「継ぐ」という字がある。
これは二つに断たれた布を、糸でつなげることを表しているという。
どんなプロジェクトも、「断る」こと「継ぐ」こと、それらをうまく機能させつつ、いろいろな意見を反映させていけたら、よりおもしろくなるだろうな。
そんなことを意識しつつ、10/9、お待ちしております。
せれんでぃっぽ☆とむやん