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ここ最近はマルシェイベントが人氣で、もちろん流行りに便乗しただけってモノもあるだろうけど、傾向としてはとてもいいなと、個人的には思っている。
ということは、以前にも書きましたが。
ほっと縁市《東京・赤羽》と、これからのマルシェに思うこと。 - とむやんの氣まぐれ雑想記
それぞれがさまざまな趣向を凝らして、来場者も各々の楽しみ方を見つける。
「思考停止な消費」ばかりが推奨される今の「一般マーケット」では、そういうことはなかなか経験できないだろう。
多くの人が、そんな現状に嫌氣が差したり飽き飽きし始めているのだと思う。
当然、そこはまだまだ過渡期なのだろうけど。
それだけに、「変革の時期」にこそドップリ浸かってみると、かなりおもしろいんじゃないか。
最終的に、時間的にも空間的にもミニマムな自分たちのコミュニティを構築していく。
その第一歩であり、それが「マーケット」になっていくだろう。
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まあ、大袈裟な考察はこれくらいにして。
ちょっと自分なりのマルシェの楽しみ方を、今回は書いてみたいと思う。
言うまでもなく、あくまでも「こんな楽しみ方もある」という一例であって、自分も常にこうあらねばとか、これが正しいなどというものではない。
ぼくにとってのマルシェイベントの原点は、「東京朝市アースデイマーケット」だと言っていい。
埼玉にいたときは、毎月のように通っていた。
渋谷駅、もしくは原宿駅から少し歩いたところ、代々木公園のけやき並木に「竹テント」がずらりと並ぶ。
大都会の人混みを進んでいくギャップが、個人的には好きだった。
ここでの出会いや買いものが、自分たちに与えた影響は計り知れない。
今のライフスタイルの原点でもあるかもしれない。
そんなアースデイマーケットも、滋賀に来てからはなかなか行くことがなかった。
昨年の春、たまたまタイミングよく開催していたので、久々に行くことができた。
一年前なので、一番下の子も、まだ幼い感じがする。
(もちろん、今でも幼いのだけど)
こんな風に、「竹テント」のブースが並ぶ。
この竹でつくるテントがまたおもしろい取り組みなのだけど。
滋賀の友人がそれをもっと身近な形にバージョンアップさせていて、その辺はまたいずれ書きたい。
以前ほどは「顔馴染み」の出店者さんは減ったけど、このときも何組かの出店者さんと「再会」を楽しんだ。
当時は長男を連れて、妻と3人で行くことが多かった。
月一の開催なので、長男に「大きくなったね~」と声を掛けてもらったり、たくさんの出会いと、そして別れがあった。
そんな中、ぼくたちの「買いものの仕方」というのが、だいぶ変わっていったように思う。
ひとつは、ここでの買いものが、自分たちの月の出費の大半を占めるようになったこと。
アースデイマーケットでは、服や雑貨も買えるので、マーケットに通う度に服装も「それ風」になっていった氣がする。
もうひとつは、「残りものに福がある」を、実感したこと。
最初はほしいものを確実にゲットしようと息巻いていたのだけど、むしろ残っていたものにこそ、「ご縁」があることに氣付いた。
マーケットというのは、その回によって、売れ行きがまちまちだったりする。
そもそも、いわゆる「客足」だって、天候やその他の理由で波があるもの。
いつもは即完売してしまうものが、その日はまだ残っていたりだとか、そういうときにこそ買う、という風に意識的に変化していった。
必然的に、「人とはちょっと違う行動」って、実は喜ばれたり、自分自身も嬉しいことがあったり。
だから、滋賀に来てからも、マルシェやそれ以外のときも、「残りものには福」の精神でいるようにしている。
ときには「確実にゲット」することもあるし、買いそびれてちょっと残念だなって思うこともある。
でも、「ご縁」に従ったときの方が、どうやら自分には心地いいと今のところ思っている。
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そんなわけで、「残りものには福」作戦、先月のことをひとつの例として挙げてみる。
草津にあるスムースと言う木造住宅の会社が、毎月第一日曜日に事務所兼ショップの敷地内で開催する、「スムースマルシェ」というのがある。
この「スムースマルシェ」は立ち上げ当初から結構な賑わいで、3年が経った今でも根強い人氣を誇っている。
よくあるマルシェよりもちょっと早めの14時終了なのだけど、昼前にはもう完売になるお店がたくさんあったりする。
ここのおもしろいところは、来場者の多くがとてもオシャレだったり、普段あまり接点のない感じだったりする。
つまり、他のマルシェではあまり出会わない、「独自の客層」という印象がある。
実際、会場は洗練されているし、出店もとても魅力的だったり。
ただのブームではなく、きちんと理念をもって開催しているんだろうな。
だからこそ賑わい、続いているんだとぼくは理解している。
そんなスムースマルシェ、先月ぼくは13時頃に行った。
出店者さんに「来るの遅いよ~」と言われたり、それがまた楽しい。
実際、この日も完売やsold outが目立つ。
「茶ノ木パン」のパンは既に完売していたけど、チャイはまだ残っていたので、早速買う。
「一丁焼きこたろう」のたい焼きと、室内でいただく。
「結び月」のカレーがかろうじて残っていたので、それもいただく。
もうこの時点で、かなり満足。
あとはお土産、自分用と妻用と。
まずは自分用に、「La chaine(ラ・シェーヌ)」のタルト ・オ・フレーズ。
Facebookで見て、これは食べたい!と思っていたので、残っていて嬉しい。
崩れないように、もって帰るのに苦心しつつ。
そして、自転車でもって帰るには難儀なものが、もうひとつ。
「ウル―ウール」の季節のお花。
パンはいつもすぐに売り切れてしまうので、買えなくて残念。
でも、こういうところで氣軽に花が買えるのはありがたい。
記念日に花屋に行って…というのは結構ハードルが高いので、「いい花があったらプレゼントする」ということにした。
妻は喜んでくれたので、買って帰った甲斐があるというもの。
「MANMA」のレモンケーキとスコーンは、夜の大人のおやつ用に。
とまあ、こんな感じで、終了間際もそれはそれでかなり楽しめる。
人も少ないので、出店者の方とお喋りもしやすいし、並ぶこともない。
スムースマルシェ、次回は実は明日の開催。
GW最終日の5月7日[日]、10時から14時まで。
ぼくも行くつもり、ただちょっと体調がイマイチなのでどうしようかな。
スムースマルシェ、まだ未体験の方は、是非どうぞ。
せれんでぃっぽ☆とむやん