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やっぱり、イヤなものはイヤ、と言いたい。
それが単なる批判にならないように、ただの悪態にならないように、とは思うけど。
誰かの人生を世間がジャッジするなんてこと、もういい加減やめてほしい。
それよりもっとやることがあるだろう。
誰もが心地よく、お互いをリスペクトできるような社会って、案外そんなにむずかしくないはず。
お菓子をわけて食べるように、だけど誰かが「袋ごと全部食べたい」と言い出す。
もちろん食べ切れないし、そんなことして楽しいわけないのに、ね。
でも、オトナが率先してそれをやっている、そんな風に思えてならない今日この頃。
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さて、話題を変えて。
昔のぼくだったら、特に『ナイトライダー』というテレビドラマを大好きで見ていたときだったら、素直に喜んだのかもしれない。
人工知能「K.I.T.T.」を搭載したドリームカー「ナイト2000」、今では全然「夢物語」じゃなくなってきている。
だけど、それが実現したとしても嬉しくないどころか、たぶん怖いなぁとさえ思うかもしれない。
そういう危惧は、カレル・チャペックの『ロボット(R.U.R)』で書かれたように、昔からの〈テーマ〉ではある。
なので、今さらそのテーマを議論したいとは思わない。
問題があるのは、ロボットやAIではなくて、いつだってニンゲン側なのだから。
写真は上野駅のホームにあった広告、思わず写真に撮ってしまった。
このGoo〇le Homeという、スマートスピーカー(AIスピーカー)については、YouTubeのCMとかで知ってはいた。
スマートフォンでも同様のことができることも、何となくは知っている。
でも単純に、「OK Goo〇le,」って呼びかけるの、恥ずかしくないのかな?
『ナイトライダー』で主人公のマイケル・ナイトが、コムリンクと呼ばれる腕時計型の通信機に「K.I.T.T.」と呼びかけるワクワク感とは…。
残念ながら、ぼくの中ではまったくリンクしなかった。
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今日(2018.1.20)、たまたま手に取った本、石井ゆかりさんの『青い鳥の本』。
「本をぱっとひらいて、そこにある文章を読む」〈ビブリオマンシー〉のための本。
〈ビブリオマンシー〉は実は古くから、そして世界中にある書物を使った占い。
それとはちょっと違うけど、探していた情報がたまたま手にした雑誌にあったり、誰かがそのことを話していたり。
そんなことって案外多いし、結構重要じゃないかと思ってる。
最近では、自分が今読みたい本は、大抵「本の方から」呼びかけてくれる。
大丈夫、ぼくは正氣ですからね(笑)
別に「電脳社会に警鐘」とか、そんなつもりはない。
ネットの恩恵ってかなりあるし、もちろん問題点だって常にある。
ただ、さっきも書いたけど「問題があるのは、いつだってニンゲン側」なんだよね。
いわゆる「ヒューマンエラー」。
だけど、実はこれって悪いことじゃないんじゃない?ってこと。
「意図しない結果が生じる」って、それこそ〈才能〉、それこそ〈恩恵〉。
スマートスピーカーよりも、『青い鳥の本』をそばに置いて、直感を鍛えた方がいい。
なんかそんな書き方すると、「年寄りの小言」みたいになるけど。
(直感については、以前こんなことも書いています)
そうか、なんならいっそのこと、自分に呼びかけてみたらいい。
「OK 直感,今日はどこのカフェに行こう?」って。
ま、恥ずかしかったら声には出さなくてもかまわないけどね。
せれんでぃっぽ☆とむやん