とむやんの氣まぐれ雑想記

〈探幸王〉を目指して、さまざまな想いを綴ります☆

自立って何だろう?


自主的に、ずっと学校に行っていなかった長男。

いわゆる「不登校」のまま、今は小学校五年生。
そこに至るまでには、もちろん擦った揉んだいろいろありましたが。


なんと今日(2018.10.10)、3年ぶり(ぐらいらしい)に学校に登校。
キシダ家の大ニュースです。

ここ最近、「学校行ってみようかな」とは度々口にしてはいました。

でもまあ、学校に行くことはもう正直ないだろうなぁって。
ぼくは、それはそれでいいんじゃない?と思っていたし。



長男が今興味をもっているのは、動物のこと、そして切り紙。
ちょっと前の記事にも書きましたが、長男の切り紙でつくる動物はかなりすごいです。

子どもたちの成長。 - とむやんの氣まぐれ雑想記


当然のように、関心ごとは段々と多岐にわたってきて。
最近は小説を書こうとしたり、マンガを描いてみたりしていました。

そして、昨日。
「(以前友だちの家で観た)『Mr.Bean』や、(DVDで観た)『ALF』のような話がつくりたい」、と言い出して。

そう言えば、子どもの頃のタモリさんは人間観察をよくしていたんだそうです。
それをふと思い出したぼくは、長男に伝えてみました。
おもしろい話を考えるには、人間観察がいいみたいだよ、と。

それがどういう経緯だったか、「学校に行ってみようかな」という話とつながって。

「いいんじゃない?学校は人間観察にはうってつけだよ」。
すっかり乗り氣になった長男は、かなり久々に学校に行ってみることに。


帰ってきて、「楽しかった」と何度も言っていました。

一時期はやる前から、「ムリ」と言って消極的だった長男も。
ここ最近は「まあ、とにかくやってみな」ということで、やってみる。

で、「楽しかった」「でしょ~?」ということが何度かあったのです。

そういう思い込みって案外大事。
なぜなら、長男にはそもそも「ムリ」という思い込みが強くあったから。

実を言うと、ぼくも子どもの頃は特にその傾向が強くて。
今になってみれば、逆をしてみたらよかったんだと思えるのですが。


もっと言うと、これは問題とかトラブルとかの対処をどうするか、にもつながります。
イヤなことや困ったことって、どうしても避けておきたい。
それがダメなら、何とか「原状復帰」を目指してしまう。

けれど、ここ最近のぼくのテーマは、「マイナスをいかにプラスにするか」。
計算で言えば、掛け算をすればいい、わけですけど。

ある(よくない)問題が起こったら、それをむしろ好機にしてしまう。
まさに「ピンチこそチャンス」。

と、言葉としては耳にするし、意味もわからなくはないのですが。

でも、そこで大事になってくるのが、ある種の「思い込み」。
つまり、「これはチャンスなんだ」と、何かわかんないけどそう思っておく。

そうすると、振り返ってみると「あれは本当にチャンスだったな」って思えるから不思議です。

失敗を失敗として捉えないとか、欠点にこそ才能が隠れている、とか。
その辺も同じような感じで、ぼくは捉えています。


長男が、学校に行けてよかったのは。
自分から行きたいと思ったことと、それを実行できたことが本当にすばらしい。

今の担任の先生は、長男が「学校に行こうかな」と言ってもムリに誘うことなく、あくまでも「来たくなったら来てもいいよ」というようなスタンス。
それがとてもよかったし、長男の今までの担任の先生方が理解を示してくださってきたことが、ここにつながっているなぁと感じます。



「学校に行けた」ことは、目的じゃないし、ゴールでもない。
ただ、いい経験をまたひとつ積めて、よかったね、と言うのかな。


そうそう、実は今回のブログは「自立って何だろう?」というお題なんです。

それで、前回の「身体のストライキ」にもたくさんの反響をいただいて。
そこからまた、あれこれと氣付きがあったりして。

その続きも書きたいことがあるのですが、ひとつだけ書いておくと。
「二項対立」的な思考からどうやって抜けられるのかな、と。

「自立」を考えるにもまた、「二項対立」的な思考では限界がある。

「自立」しているから孤独を楽しめたり。
「自立」しているからこそ、人に頼ることができたり。

そのためにはまず、「二項対立」的な極論をそろそろやめたい。

長男のことで言えば。
学校に「行く/行かない」ではなく、行くならどう楽しむのか。

長男は、ある意味「慎重派」で、先行きを心配し過ぎる傾向があります。
昨日も、「こうなったらどうするのか?」という、対処ばかりを考えていて。

だけど、人間観察ならイヤなことも困ったことも「ネタになる」。
もちろん、本当にイヤならその時点で帰ってきてもいいんだし。


「自立」って、「自分なりの楽しみ方を知っている」ってことなのかなぁ。
そんなことを今日、考えていました。

奇しくも、キャンペーンのキャッチに「自立」って楽しい!って書いてますしね。



そうそう、今週末の日曜日、ぼくの両親が日帰りで滋賀に遊びに来るんです。

ぼくが車を運転できたら、どこか連れて行くこともできるのですが。
あいにく免許も車もないし、でもかえってそれを利点にしてしまおう、と。

うちのアパートまで来てもらって、そこで長男の切り紙展示をする。
ついでにオープンデイにすれば、滋賀の人にも会ってもらえるし。

長男も両親も大賛成してくれたので。

10月14日[日]、栗東の自宅アパートにて、長男の個展とオープンデイをします。
『ぼくの 切り紙の 世界』展。

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↑これは、告知用に撮った写真。

長男オリジナルの切り紙、モチーフは動物がほとんどです。

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↑こういう化石のような作品もあります。

13時から16時ごろまで。
オープンデイの方は、ぼくが珈琲淹れたりします。

入場無料、ハート♥マネー大歓迎です。

滋賀・栗東/「ぼくの 切り紙の 世界」展 & オープンデイ


最後は告知になりましたが、これもある意味ひとつの「自立」のあり方だと思います。
「自立」について、またいろいろ考えてみたいです。


                    せれんでぃっぽ☆とむやん