★
前々回に引き続き、今日は「珈琲」のこと。
ステンレスフィルターで珈琲を淹れてみた、と友人がInstagramに投稿していて。
ステンレスメッシュのフィルター、ぼくはまだ使ったことがなくて。
ネルほど手入れが大変じゃないし、ペーパーと違ってゴミは出ないし。
使ってみたいなぁと、前からチェックはしていたんですよね。
でも、これ以上道具を増やすわけにもいかないし。
とは思いつつ、氣になっていろいろと検索したりしていました。
そしたら、「茶漉しが珈琲フィルターになる?!」という話がいくつか出てきて。
確かに、茶漉しは「ステンレスのメッシュ」ではあります。
ちょうど引っ越しの荷物整理で、あまり使っていない茶漉しを見つけて。
タイミングがよかったので、とりあえず試してみることにしました☆
結構汚れていたので、タワシなどでごしごしとキレイにして。
珈琲豆は少し粗目に挽いて。
淹れ方はネルやペーパーのときと同じ、最近の「しっかり蒸らす」方式でやりました。
冷めても美味しい珈琲の淹れ方?! - とむやんの氣まぐれ雑想記
(↑前々回、そのことも少し書きました)
↑見ての通り、よくある茶漉しです。
写真ではわかりませんが、目は比較的細かい方、かな。
淹れてみて、飲んでみての感想。
ビックリしました、結構美味しい!
正直、ちょっとナメてました。
茶漉しで珈琲淹れられるなら、さまざまなコーヒーウェアの立場は?って。
でもでも、ちゃんと美味しく淹れられたんです。
↑写りがイマイチなので、わかりづらいですが。
抽出したコーヒーの表面に、油分が浮いています。
あ、「油分が浮いている」って言い方だと、なんだか失敗したみたいですね。
まあ、賛否両論あるようですが、表面のオイルは決して悪いものではないみたい。
豆の鮮度にもよりますが、オイルを濾さないことで味や風味が深まる、らしいです。
それで、もしかしたらいわゆる「ビギナーズラック」?と思ったりもしたので。
次の日は、珈琲豆を変えてチャレンジ。
結論から言うと、あまり美味しくなかった。
あらら、ほんとに「ビギナーズラック」だった…か?
いろいろ原因を考えてみたところ、珈琲豆との相性かな、と。
深煎り/苦味系の豆は、茶漉しドリップには向いていないのかもしれません。
次の日、また珈琲豆を変えて、3度目の挑戦。
前日のものよりは美味しい、でも初日ほどの感動はないなぁ。
少し抽出が早くなっちゃったかなぁと思い、再度チャレンジ。
ちなみに、初日に使ったのは東ティモールの豆。
3日目のは、メキシコの豆。
それぞれもう一度淹れてみたら、やはり東ティモールの方が合っている印象。
★
ということで。
茶漉しでもちゃんと珈琲を淹れることができました☆
ただし、ペーパーやネルよりもむずかしかったり、安定しなかったり。
そう思うと、やはり「専用」のものって、いろいろ考えられているんでしょうね。
コツや注意した方がいい点を、ぼくなりにまとめてみます。
まず、豆との相性の善し悪しがかなりあること。
深煎りよりも浅煎りの方がよさそうです。
最近流行りの浅い焙煎のものだとどうなんだろう?
それも今度、試してみたいところ。
そして、豆を挽くときは粗目で。
当たり前ですが、細かいと網目を抜けてしまいます。
ただ、どうしても「微粉」が出てしまうので、底に粉が残ります。
「粉っぽい珈琲」って、あまり美味しそうじゃない。
余談ですが、ターキッシュコーヒーなど「濾さない珈琲」もありますよね。
かなり粉っぽいですが、ぼくはあれはあれで結構好きです。
茶漉しドリップに関しては、粉はできるだけ入れない方がいいと思います。
抽出したら沈殿するのを待って、粉が入らないように注ぎます。
その辺はフレンチプレスと同じ感じですね。
(ターキッシュコーヒーも同じ要領ですが、それでも粉っぽさが残る)
それから、ドリップはゆっくり丁寧に。
お湯の通りがいい分、ザーッと注いでしまうと抽出が中途半端になってしまいます。
そんなところかな、かなりザックリですけど。
デメリットとしては。
今回の茶漉し、大きさ的に2人分が限界、でした。
あと、技術的な部分もある程度要求されるかな、と思います。
まずはペーパーやネルでドリップそのものに慣れておきたいもの。
(もちろんそれぞれ、微妙にやり方など違いがあるのですが)
ぼくは5日間、茶漉しで珈琲を淹れてみて。
ちょっと飽きました(笑)
申し訳ないけど、道具としてはやはり「トキメキ度」が低いのが残念なところ。
「茶漉しを使う」というおもしろさで、最初はモチベーション高いんですけどね。
また氣が向いたら、やってみるつもりです。
浅煎りの豆も試してみたいし。
この「茶漉しで珈琲」をInstagramとfacebookに投稿したら、結構反響がありました。
もし、試したよ~という方がいらっしゃったら、どんなだったか教えてくださいね。
せれんでぃっぽ☆とむやん