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今日(2021.9.21)は中秋の名月。
残念ながら、曇っていて見れなかったけど。
今年の十五夜は、満月と同日だったらしい。
(8年ぶりだそう)
十三夜は、10月18日、こっちは見られるかな。
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イライラまつり。
今日も後悔日記で書いてもよかったのだけど、せっかくなのでこのタイトルで。
末っ子が命名?して企画?した、マイお祭り。
きっかけは、ぼくが図書館で借りた絵本から。
『イライラくんとこえだちゃん』
レモニー・スニケット ぶん / マシュー・フォーサイス え
ひさやま たいち やく
レモニー・スニケット、あの「世にも不幸なできごと」の人だとは、後で氣付いた。
単純に、すぐかんしゃく起こす末っ子に読み聞かすのにいいかも、と。
読んでみて、わるい意味じゃなく「思ってたのとちがった」。
これもまた、ぼくも子どもたちもお氣に入りの絵本になった。
で、今日のこと。
学校から帰って、末っ子がヒマだと言う。
(実際には「ヒマ」ではなく、やることがないみたいな、何だったかな)
「ヒマ」に対しては基本放っておくのだけど、何となく、「イライラくん」つくったら?と声をかけてみた。
つくらない、と即答、「なら、おとうがつくろうかな」と言ってみたら、ノってきたので。
色鉛筆をもってこさせ、書いてみた。
色の配置は、一応絵本に似せて。
補強で段ボールに貼って、棒をつけたいというので、アイスの太めの棒をボンドで貼り付ける。
末っ子、かなり盛り上がって、「イライラまつりをやる!」と言い出した。
ウラに書け、というので。
以前、末っ子が自分でつくったタヌキのお面をつけて、甚平に着替えて。
タヌキは、たしろちさとさんの『はなびのひ』の「ぽんきち」。
すっかりはしゃいで、「近所の人、びっくりするかな?」みたいなことをしきりに言ってる。
でもまあ、ひとりでお祭りをしてみても、イマイチ盛り上がりに欠ける。
そりゃそうだ。
しかし、「イライラまつり」を上機嫌でやってるのって、すごくおもしろいなと。
晩ご飯の支度。
末っ子がもらってきた里芋、これは一個だけなので、さてどうするか。
団子はつくれないけど、じゃがいも団子にするか、と。
里芋はゆでて、添えて。
『イライラくんとこえだちゃん』、最初表紙の女の子がこえだちゃんなのかと思った。
実際は、その子がもってる小枝、がこえだちゃん。
(女の子は、カーリー)
こえだちゃんは特に何をするでもない、でも当然物語の重要な役割を果たす。
でもそうだな、やっぱりちょっと独特なお話だと思う。
少し突飛で、そこがいいなと。
イライラくんも、別に教訓的な役割じゃない、そうじゃないから子どもも妙に氣に入る。
中秋の名月、月は見れなくて、団子もつくれなくて。
マイお祭りも一瞬で終わってしまったけど、興奮は冷めやらぬ。
揃ってなくても、いい一日だったな。