とむやんの氣まぐれ雑想記

〈探幸王〉を目指して、さまざまな想いを綴ります☆

誰も欠けてはならぬ☆


今週の火曜日(2015.11.10)は、cafe salon STILLROOMでのライブでした☆
終わってやっと、ほっとひと息♪

今月は下戸山マルシェ「はなもも市」があって、次の週は「お菓子なお茶会」。
そして、その二日後に「Peaceful Time vol.5」。
その後しばらく、ちょっと氣が抜けてしまった感じ。

それぞれの報告はまた改めて書くとして。



言っても信じてもらえないのは、ある意味ありがたいことかもしれませんが。
いまだに人前で話したり歌ったりするのは、本当に緊張するのです。

極度のあがり症でどもる傾向もあるし、まさか自分がこんなことをするようになるなんて、考えたこともなかった。

昔から比べたら、もうだいぶ緊張しなくなったとは思う。
そういうことを〈克服〉したい人からしたら、コツでもなんでも教えてほしい、と思うかもしれません。

キペルス・パピルスとして活動して三年弱、最初はかなりガチガチだった。
それこそ、ようやくリラックスできるようになってきたのは、今年に入ってからとか、そんな感じかも。

それが、今月の3つの出番前に、合わせ練習は一度か二度しかしていない。
(というか、できなかった)
それでも、うまくやれているかはともかく、慌てなくはなったなぁ。
なにより、楽しんでできるようになったと思う。


でも、秘訣とか、秘伝書のようなものは必要ない。
コツがあるとすれば、今まで散々聞いてきたようなありきたりとも言えることだけ。

ひとつは、うまくやろうとしなくなったこと。
そして結局は、ともかく場数を踏むこと。

失敗からしか学べないって、まあそれでも何度も落ち込むこともあるけれど。


でも、この3つのイベントどれにも言えることだけど、その日集まってくれた人たちというのは、何か必然めいたものを感じる。
特に、Peaceful Timeに来てくださった方々は、本当に温かかった☆


それって、そこを「アウェー」と感じるか、「ホーム」と感じるかの違いがあるのかもしれない。

今の自分に、敵地に出向いてブーイングを浴びながらも果敢にプレーするような、そんな精神力はないだろうから。

f:id:serendippo:20151113191150j:image
(↑写真は昨日のcafe salon STILLROOMにて)

スティルのちすずさんが、「誰一人欠けても成り立たなかった」って。
本当にそうだなと、つくづく感じる。

来たいと言ってくれて、事情で来られなかった方もいるし、それは残念ではあるのだけど。

要は、「誰かが誰かの替わりになること」はできない、そういうことじゃないかな。
 
その時、その場所、いるべき人がそこにいる、集まるということ。
いいとか悪いとかではなく、それが本当の正しさ、だと思う。

(ブログタイトルは、「トゥーランドット」の曲名をもじったのだけど、わかりづらかったな…)



ライブの前、たまたま元Led Zeppelinジミー・ペイジのインタビュー動画を見た。
ドラムのジョン・ボーナムが亡くなって、よくバンドの解散を決断しましたね、というようなことをインタビュアーが聞く。
ジミー・ペイジは、「ぼくらの演奏はいつも即興的で独創的だったから、替わりに別のドラマーを、ってわけにはいかないんだ」と。


世界的なバンドと同じ、とは言わないにしても。
ぼくらのような小さな小さな楽隊でも、それに近いことを感じている。
メンバーだけではなく、お客さんも含めての一期一会。

「2015.11.10のPeaceful Time vol.5」は、あの時あの場所、あの顔ぶれでしかありえなかった。

「いていいよ」という状況を感じられるなら、最初から緊張もそんなにしない。
来てくれた人たちも、いることを楽しんでくれたなら、何より嬉しい。

ありがたいことだと、つくづく思う。


                    せれんでぃっぽ☆とむやん