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今回も、図書館でたまたま見つけた本。
『レモンパイはメレンゲの彼方へ』 /もとしたいづみ
久々(でもないか)に「会心の一撃」、かなりおもしろかった!
妻のメイコに見つかってしまい、一氣に読了されて先を越されてしまった…。
著者は絵本作家のもとしたいづみさん、ごめんなさい、正直あまり知らない。
と思ったら、『すっぽんぽんのすけ』シリーズや、市居みかさんの絵の『おっとどっこいしゃもじろう』は知ってる!
この本はおやつをテーマに、児童書などを紹介するエッセイなのだけど。
まず、それぞれのタイトルが、いい。
表題にもなっている「レモンパイは~」もそうだけど。
「星を数えながらジャムを食べる」とか。
「さわやかなゼリーは信用できるのか?」とか。
目次の時点でもう、氣になって早く読みたくてしょうがない。
それぞれが、どれも見開き2ページの内容で、さらっと読めるのもいい。
本のセレクトもセンスのよさを感じる、ぼくは知らない本が多かったけれど。
これを機に、どれも読んでみたくなった。
そして、おやつ。
登場するものは比較的どれも「庶民的」なものが多くて、その辺も好感がもてる。
美味しいものに対するこだわりも、妙に共鳴してしまう。
年代も性別も違うのだけどね、そこがかえっておもしろかったのかも。
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メイコに遅れて今朝、布団の中で読み終える。
昨晩読み終えていたメイコは、「甘いものが食べたい~」と絶叫していた。
普段あまり甘いものがちょっとニガテな妻にしては珍しい、でも氣もちはよくわかる。
そんなわけで、今日はお昼ごはんの前に、おやつタイム。
コーヒーを淹れて、ちょうど母から送られてきたカステラと、あかね軒のどら焼きを半分こ。
(カステラもどら焼きも、この本に出てきます)
ある意味、危険な本かもしれない。
だからこそ、オススメ♡
そうそう、表紙の装丁もかなり好み♪
これはいずれ買って、ウチの愛蔵本の一冊に加えたい☆
せれんでぃっぽ☆とむやん