とむやんの氣まぐれ雑想記

〈探幸王〉を目指して、さまざまな想いを綴ります☆

「暮らし」を売った男。


ありがたいことに、秋はライブのお誘いが多くなります。
そんなわけで、新しい曲もつくれたらと思っていて。

この夏に急遽つくった『今日は投票日』はあるけれど。

ゆるい選挙ソング、つくってみました。 - とむやんの氣まぐれ雑想記


その前の『太陽に問う』が1月に完成、ってことは今年はまだ2曲かぁ。

太陽に問う。 - とむやんの氣まぐれ雑想記


未完成のものはどんどん溜まっているのですけどね。


今、11月10日に予定しているライブのための曲づくりをしているところ。
キペルス・パピルスとして、毎年恒例でやらせていただいていた「Peaceful Time」。

過去記事を見てみたら、最後は2015年の11月10日。

誰も欠けてはならぬ☆ - とむやんの氣まぐれ雑想記

「Peaceful Time vol.5」ってことは、次が6回目ってこと?
なんかもっとやったつもりでいたな。

11月11日か10日、そして2月11日、その辺の日付で開催していました。
4年ぶりということになります、よろしければ是非。

場所はもちろん、滋賀・栗東のcafe salon STILLROOM。
詳細はまた改めて。



さらっと告知もしたところで、今日(2019.9.23)はふと思ったこと。

ここ最近、「この国のあり方」が本当にますますひどい。

元々、「責任の所在」が曖昧なことが多かったけど。
「上層部」が責任を取らない傾向が、すっかり定着してしまった感があります。

責任どころか、「犯罪」と言えるようなものが簡単にスルーされていく。

これで10月から消費税を上げるなんて。
そして、そのことに大してみんな「関心」がないのかな?
もう当たり前のこととして、受け入れちゃっているかのよう。

もう今だって正直きつい、と思うんだけどなぁ。

そんなことを考えていて、ふと『アベコベ⇔シンドローム』の一節が浮かびました。
一応注釈を付けておくと、ぼくが2年前につくったオリジナル曲です。

アベコベ⇔シンドローム - とむやんの氣まぐれ雑想記


「生活の歯車が 破綻して空回りする」
実はこれ、最初につくったときとは歌詞がちがいます。

でも、当初とはちがう「生活」に置き換えたら、妙にしっくりきた。

自分で歌詞を書いていても、そのときは意味がわからないということがよくあって。
この部分は特に、どういう意味だか自分でもわかっていませんでした。

「生活」にしてみると、これって今の状況そのもの、と思えてきます。

「生活」とか「暮らし」って、本来はもっと「豊か」なもの。

この場合の「豊か」は金銭的なことだけじゃない。
たとえば、自分で望んで選び取っていけるかどうか、とか。

残念ながら、現代は「仕方なく」という方がぴったりという人が多いのかな。
「生活の歯車」って、何となくそういうイメージ。

だけど、それさえも破綻状態で、噛み合わない歯車がカラカラと虚しく回っている。


ついでに、そのAメロの2番と3番の後半を入れ替えました。
この歌詞を載せたブログの最後には、「歌詞の変更はもうない」と書いているのにね。

保険として、「あった場合はこっそり修正します」とも書いている。
今回はこっそりではなく、一応ここでカミングアウト。


以前、くらしとせいじカフェだったか、別のときだったか。
ぼくだけじゃなく、いろいろな人がさまざまな言い方をしているとは思いますが。

今、自分たちの「くらし」を取り戻さないといけない。

多様な学び☆ - とむやんの氣まぐれ雑想記
(今見つけたのは3年前の記事、そんな感じのことを思って書いたもの)

もしかして、どこかのタイミングで「くらし」を売り渡してしまったんじゃないか。
『MOMO』の時間泥棒みたいに。

〈時間〉というもの。 - とむやんの氣まぐれ雑想記




Twitterで、日本経済新聞の「ニンジンの皮もおいしく!増税に勝つ食べ切り術」という記事が話題になっています。

言われるまでもなく、ニンジンの皮、剥くことなく食べてますよ。
フードロスの観点はともかく、それで増税に打ち勝て、だなんて。

足らぬ足らぬは工夫が足らぬ
「欲しがりません勝つまでは」

日の丸弁当」奨励、国民精神総動員、滅私奉公。
どんどん戦時下のようになっていく。


『世界を売った男』という歌があったけど。
(The Man Who Sold The World)

一体誰が、庶民の「暮らし」を切り売りしているんだ?

はっきり言って、もうこの〈船〉は沈みかかっています。
いや、半分くらい沈んでいるのか?

それなのに、まだ「遠い海」に出ようとしている、そんな風に感じます。
今必要なのは、陸地に引き返して、あらゆるところを点検、修繕すること。

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(9月19日の夕空、手前の雲が彩雲っぽいのだけど、写真だとますますわからない)


なんか、アナザーストーリー「ノアの箱舟」みたいなね、知らんけど。

本当に、いろいろと「ひっくり返す」必要がありそうです。
「覆水盆に返らず」というより、まずは「その水、腐ってますよ?」。

総取っ替えに近いかたちで、できないものかなぁ。


                    せれんでぃっぽ☆とむやん