とむやんの氣まぐれ雑想記

〈探幸王〉を目指して、さまざまな想いを綴ります☆

igokochi


前回書いた〈ヒュッゲ(Hygge)〉について。
やはりみなさん関心があるようで、fbのコメント等たくさん反響をいただきました。

今日(2018.3.28)は「居ごこちのよい暮らし体験会」の報告を書くつもりでしたが。
今回はその前に、〈ヒュッゲ〉を別の角度から見てみたいと思います。


前回も登場したアトリエイチイチのあーちゃんが、「cozy」という英単語がお氣に入りだった、とコメントに書いてくれました。
「cozy」や「coziness」は、英語で「居心地がいい」ということ。

そうそう、「cozy」はカフェの名前とかで聞いたことあったし、だいぶ前に調べたこともあったなぁ。
この「cozy」って、あの銀座に本店を置く洋菓子店にも使われている単語なの?って。

結論としては、綴りも同じ、そして会社案内には「憩いの場所」が社名の由来、としっかりと書いてありました。
そう考えるとだいぶステキな名前を付けたよな、「憩い」とは正直だいぶ遠い氣がするけど、個人的には。

ちなみに、滋賀と京都には店舗がないみたい、もちろん全然必要ないですけどね。



そう、前回も書いたんだけど、この国ではまだ〈ヒュッゲ〉的な感覚自体が全然浸透していない。
そういう意味では、言葉だけが「独り歩き」してしまう可能性の方が高いのかも?


例えば、スウェーデン語の「フィーカ(fika)」という言葉。
意味としては「珈琲を飲む」、日本語で言うところの「お茶しない?(Ska vi fika?)」ってことらしい。

でも、現代日本での「お茶」の感覚とはちょっと違って、スウェーデンでは「fika」の時間を「重要な文化」だと考えているみたい。
つまり、「コーヒーブレイク版〈ヒュッゲリ〉なひととき」という感じ。

これもまた、日本語で該当する言葉がなさそう、そういう文化や感覚そのものが希薄だものね。

だから本当は、多くの人のマインドが変わっていくことを待つのがいいのかもしれない。
そう思いつつ、自分は思い付いたことをやっていくだけ、ですけど。



先月、伯宮さんのお宅にお邪魔して、縁側でお喋りさせてもらったときのこと。
(それもまさに〈fika〉であり、〈hyggelig〉なひとときでした)

〈ヒュッゲ〉という言葉もいいけど、やはり日本語独自の表現があるといいですね、そんな話もしました。

ぼくが例えとして出したのが、〈LOHAS〉という言葉。
「Lifestyles of Health and Sustainability」の頭文字を略したもの、つまり「健康的で持続可能な生活スタイル」という意味。

ただ、これって「マーケティング用語」なんですよね。
つまり、「健康や環境問題に関心の高い人々」を消費に向かわせるための戦略。

だから、ぼくはそれを知ったとき、「何だかな~」ってちょっとガッカリしたのです。

でも、シンガーソングライターのアンニャ・ライトさんが、「SLOHAS(Slow Lifestyle of Health and Sustainability)」を提案して、同名のライブツアーをされて。
(実はそのとき、実家のカフェでもライブをしてもらいました(2008.6))

「S(Slow)」が付け加えられるだけで、消費を促す〈LOHAS〉から消費を減らすマインドへとシフトチェンジさせてしまう。
見事ですよね、まさに「目から鱗が落ちた」氣がしました。

「おかしい」とか「それは違う」って、氣付くことは大切。
だけど、その力をそのまま利用して軌道を修正することで、真逆の状態にもできる。
よくは知らないけど、何だか「合氣道」みたいな、そんなイメージ。


だからやっぱり、〈ヒュッゲ〉と並ぶような言葉を考えたい。
言葉が最初にあって「独り歩き」させることで、変わることって案外多いのかもしれないから。



つい最近、日本語の「生き甲斐」が世界で注目されている、という記事を見ました。
それによると、4つのことが重なっている部分、それがその人にとっての〈ikigai〉だというのです。

そう、「生き甲斐」がそのままローマ字表記されて、「ikigai」になっている。

ちなみに、その4つとは。
「大好きなもの」、「世の中が必要としているもの」、「対価を得るに値するもの」、「得意なこと」。

その4つを満たしたものが〈ikigai〉、わかるようなわからないような。
何となく、日本語の「生き甲斐」とはニュアンスが違う氣がします。


それはさておき。
それを真似して、いっそ〈igokochi〉でもいいんじゃないかと。

どうだろう、流行るかなぁ。
(流行らなくてもいいんだけどね、別に)



だいぶ遠回りしましたが。

明日3月29日[木]、自宅アパートで〈へいわのじかん〉をします。

そして、今回のテーマは「〈igokochi〉(いごこち)」。

あなたにとって、「igokochi」がいいって、どんな感覚ですか?
また、そんな時間/空間を共有することができたなら、それこそが〈へいわ〉の一歩になるかもしれない。


4月15日[日]に、三井寺で開催される「プチアースデイ@オーガニックつながるマーケットしが」。
そのメインステージ13:30からのプログラム、「ピースミーティングテーブル」に、妻とぼくが参加します。
伯宮幸明さんと、藤原辰史さんとご一緒できるなんて、本当に夢のよう。

それで、今回の〈へいわのじかん〉でお喋りしたことを、「ピースミーティングテーブル」でもシェアしたいなと思っています。
しかも、今回の「プチアースデイしが」自体が、「平和にむかって~ヒュッゲな暮らしと平和~」なんですよね。

告知としては直前過ぎますが、こういうものはタイミングなので、よかったら是非。


〈へいわのじかん〉
日時:
3月29日[木]
10~12時ごろ
場所:
キシダ家、栗東川辺の自宅アパート1F
参加費:
ハートマネー(こころ付け)をお願いします。

滋賀・栗東/へいわのじかん

(↑fbのイベントページ、あります)



ちなみに、今日は自宅アパートde珈琲スタンドのようなもの、やっていました。

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カリタ式のドリッパー、かなり久々に使って、淹れてみました。
氣もち、ちょっと酸味が強めに出た、かな。

その他、アイスコーヒーを急冷ドリップで淹れる方法とか。
これも半年振りだったので、メモを引っ張り出して。

おかげさまで、〈ヒュッゲリ〉なひとときとなりました、ありがとうございました☆


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夕方、買いものに行く途中。
あっという間に桜が満開状態ですね。

空にはお月さま、もうすぐ満月。


                    せれんでぃっぽ☆とむやん