とむやんの氣まぐれ雑想記

〈探幸王〉を目指して、さまざまな想いを綴ります☆

仕えることのよろこび。

「2017年一番良かった《映画・ドラマ・アニメ》」


お題、2017年のイチ推し作品。
2017年の作品でなくてもいいということなので、いろいろありそうですが。

そういえば、一年前の1月2日初日に『人生フルーツ』をポレポレ東中野に観に行ったら、昼の回はもう満席で。
それ以降、結局観れていないのです。
もし観てたら、『人生フルーツ』にしてたのかもなぁ。

余談ついでにもうひとつ。
ポレポレ東中野で2月から公開の『おだやかな革命』、これは是非観てみたい。

映画・おだやかな革命 | 地域再生を描くドキュメンタリー映画 ~これからの暮らしを巡る物語~




さて、本題。
この年末、帰省した次の日に実家で企画されていた上映会。
ホメオパスで『ホメオパシーのくすり箱』の著者、藤田円さんが企画してくれました。

東京を中心に全国・世界で活動する ひまわりホメオパシー - 楽しく幸せで健康な毎日を!ひまわりホメオパシー


映画のタイトルは『ヒルデガルト 緑のよろこび』。

内容紹介 | スローシネマムーブメント|slow cinema movement


ごめんなさいだけど、ぼくも最初はなんだかよくわからなくて、まあタイミング合えば観るかな、ぐらいにしか思っていませんでした。

これは「スローシネマムーブメント」の一環としてつくられたもので、ほかの作品はいくつか観たり、上映会もやったりしていたんです。
だけど、これは正直ちょっとスルーしちゃってました。

結論から言えば、想像以上によかった!

そもそも、中世ドイツに「フェミニズムの先駆者としても知られる伝説的な女性」がいたなんて。
全然知らなかったです、ぼくは。

なので、いろいろな面で衝撃を受けました。
1000年前ですよ?
現代にいたとしても、結構ビックリなんじゃないかと思いますけど。

でも実際、クローズアップされてきたのって、生誕900年の1998年頃からなんですって。
時代が、やっと追い付いたんですね。
(まだまだなところはもちろんあるけど)

内容については、ぼくももう一度観たいです。
ここに書けるほど、まだまだ全然吸収できていない。

この日は上映会の前に、種についてのお話会があったりとか。
今、ようやく『百姓レボリューション』を読み出したこととか。
そのへんのことがすごくリンクしていて、なおさらおもしろかった。

f:id:serendippo:20180103222725j:plain




上映が終わってからの感想シェア会もすごくいい時間で、それも込みで有意義な時間だったなぁと思います。

ひとつ、ニンゲンって植物(自然)に対して、ずいぶんひどいことをしている/してきたんだな、という話が出て。
実際、そこは否定できない事実だろうと思います。

だけど、「だからニンゲンって存在は、植物からしたらいない方がいい」かというと、そこはちょっと待って。

そのシェアのときにも発言したんですが。
そのヒルデガルトが生きていた頃は、奇跡的に女性に対してそれほど厳しくはなかった。
でも逆に、それ以降の長い歴史において、男性優位の社会で女性は虐げられてきたとも言えるわけです。
じゃあ、女性にとって男性は「いない方がいい」のか、というとたぶんそうじゃない。

むしろ、「いなきゃいいんでしょ」っていうのは、場合によっては〈当事者性〉を体よく軽くしているに過ぎなかったりする。
言い方がわるいけど、ちょっと「ずるい逃げ」としても使えるんですね。

だけど、この映画を観た人は、そして少なくともその場にいた人たちは、みんな植物に対して申し訳ないと思い、償いをしたいと考えていたんだと思います。
それなら、今できることをする、それに尽きるのかなと。

年末に、種蒔夫さんという方と出会いました。
ハッピーヒルという、福岡正信さんのつくった稲の品種があって、それを全国で配っているんです。
彼は、植物に、種に動かされているんだ、というようなことをおっしゃっていました。

そう、もし植物に対して、女性に対して、申し訳ないと思うのなら。
そこに「仕えて」動く、という償い方があるのだと思います。

〈償う〉には、〈継ぐ〉という意味から成り立ったみたいなのですが、まさにいいものを継いでいくことこそ、本来の〈償い〉なのかもしれません。

そうそう、何かに〈仕えること〉ってことこそ、本来の〈仕事〉ですよね。
今の組織に〈仕える〉のも、それはそれでひとつの形かもしれませんが。

もっと大きな、「愛の行い」による〈仕事〉であれば、なおいい。
近江商人の言うところの〈三方よし〉につながりますね。



ぼくの2017年のイチ推し作品は、『ヒルデガルト 緑のよろこび』です。
これはDVD買って何度も観たいし、上映権も手に入れて上映会もしたい。

ちなみに、スローシネマのほかの作品も、どれもいいです。
ぼくも全部は観れていませんが、初期のものは上映権ももっています。

今月末には、友人宅で上映会もする予定です。
大好きなサティシュさんの『今、ここにある未来』という作品は、何度観てもいいし、何度も観たくなります。

そして、それを一緒に観た人と共有するのが本当に楽しいです。
もちろん、その後の実践があってこそ、ですけどね。

(上映会の詳細や告知は、また改めてUPします)



                    せれんでぃっぽ☆とむやん

New Year's Resolution


新年、あけましておめでとうございます。
2018年もよろしくお願いいたします。


本当は年越す前にもうひとつ、投稿するつもりでいたのですが。
あれこれやっていると、本当にあっという間です。

実際、2017年はかなり早かったなぁ。

一応、日頃できるだけ旧暦を意識しているつもりですが。
せっかく「区切り/句切り」があるのなら、それもまた活かしたい。

ぼくは何年か前から、新暦の元日から旧暦の大晦日までを「移行期間」的に捉えてみることにしています。
つまり、リレー走でいうところの「テイクオーバーゾーン(バトンパスを行う場所)」みたいなもの、かな。

Heart Of Gold - とむやんの氣まぐれ雑想記

(↑2年前にも、ちょこっと書いてました)


そんなわけで、年は明けたけれど。
2017年をちょっと振り返りながら、これからのことを考えてみたいと思います。


2017年にやってきたこと、今やってみたいことを、この機会に書き出してみたい。
ただその前に、改めて「2018年の抱負」に触れてみたいと思います。
前回も書いたけど、それはそれとして。



年末年始は実家で過ごすから、というのもあったりしますが。
実家の喫茶店での経験が今とても役に立っているなぁと、最近つくづく感じています。


カフェ・ド・アクタについては、前にも一度書いたことがありますが。

カフェ・ド・アクタのこと。 - とむやんの氣まぐれ雑想記


母が18年前に自宅の一角で始めた喫茶店で。
ぼくも一時期カウンターに入ったりもしたし、いろいろ手伝わせてもらいました。

今では若い人も来てくださるようになったみたいですが。
ぼくがいた頃は、大抵自分よりも年上の方ばかり。
それも、普通にいたら言葉も交わさないだろう、接点なんてないだろう人たちです。

けれど、話をしてみると、これがおもしろい。
接点が少ないなりに、あえて掘り下げて聞いてみたり、共通項を探してみたり。

たとえば、元新聞社の男性の方。
今もご健在なのかは残念ながらわかりません、あの当時でもご高齢ではあったので。
日本人にはちょっとめずらしい感じの、矍鑠(かくしゃく)とした紳士的な方でした。

その方はあえて、ぼくにいろいろ「質問」をしてくるんです。
「ともくん(とその方に呼ばれていました)は、○○についてはどう思う?」

ぼくが答えると、その反論だったり別の見方を、優しく的確に投げかけてきます。
あれはなんだか、「ぶつかり稽古」のようでした。

その方はそれを楽しんでいたようだし、ぼくも楽しかった。


ほかのお客さんも、基本的には話をするのが好きな人が多いんですよね。
大抵一人で来て、ぼくらや他のお客さんとのお喋りを楽しんでいました。

自分の意見をもつこと、相手の話を聞くこと、そしてそのバランスをどう取るのか。
もしくは視野を広くもって、自分にはない考え方を客観的におもしろがれるか。

いつの間にか、そういう「訓練」みたいなものを、させてもらっていたのです。



一方で、ひとりでいること、「孤独」がちゃんと好きになれました。
いつ誰とでも喋れるということは、かえって「孤独」でいることが大切だったり。
それについてはまた、別の機会に。


2017年の新年の抱負は、「常に変化して、新しい自分であること」でした。

旧暦新年の抱負。 - とむやんの氣まぐれ雑想記


ちなみに、上に貼り付けたのは「旧暦の新年の抱負」。
その中で、「新暦の新年のブログでもちょっと書いたのですが」と書いているのに、自分でその箇所が見つけられない…。

まあ、それはともかく。
「新しく挑戦していく」ことはこれからも続けていくのですが、2018年はますます〈実体験〉が鍵になっていく氣がしています。

〈実験〉的よりも、〈実体験〉。
失敗も含めて、リアルタイムに進行していく。

よりオープンマインドに、けれど自分のペースは確固としてもっている。
相手に対するリスペクトを忘れず、でもだからこそ尊重しつつ距離をもつ、etc.。

カフェ・ド・アクタで経験させてもらったことなどを土台として。
今年はさらにその上に建てるもの、目に見える部分に着手していく、そんなイメージ。

TVなどで「忖度」を茶化しておもしろがっている風潮とか、あれは自分にとっては間逆の感覚、と言ってもいいかもしれません。
当事者ど真ん中でありたい、そんな感じかなぁ。

ちいさな活動、ブックカフェであったり、吟遊ソングライターとしてのソロ活動であったり。
今まではそれを〈実験室〉として捉えて、そこに「社会科見学的」に来てもらう感覚だったのかもしれません。

今年はそれがもっと〈屋外〉になったり、〈SHOP〉になったり。
やっていることはもしかしたら、周りから見たらほとんど変わらないかも?
でも、要は自分の〈心構え〉の問題なのです。



まとまらないふわふわしたものを、綿菓子(綿飴といったら関西では通じないことが多い)のようにからめとっていく。
なので、今日のところは荒削りのままにしておきます。

いずれにしても、「実際に会いに来ました」と言ってもらえる、そんな状況をつくりたいんだろうな、きっと。
(余談だけど、今話題のウーマンラッシュアワーの村本さんも、その辺を突いているんじゃないか、と)


f:id:serendippo:20180102235101j:plain


写真は、うちの次男がお正月に書いてくれた「犬とトンビとカラス」。


                    せれんでぃっぽ☆とむやん

ノッポさんになる。

今週のお題「2018年の抱負」


いよいよ、2017年もあと1日ちょっと。

12月後半は、楽しいこと嬉しいことの連続で、一年の締めくくりとしては最高の流れだったと思います。
うの家で開催された「キモノことはじめ いろは市」での珈琲出店。
cafe salon STILLROOMでのキペルス・パピルスLIVE。

一日空けて、子ども2人と青春18きっぷで埼玉・川口の実家へ。


f:id:serendippo:20171230224800j:plain


(↑「いろは市」でのちゃたくんのドーナツ、しあわせになれる美味しさ)


「駆け抜けた」感はあったものの、ともかく無事に過ごせてよかったなぁ。

実家に来てからは、いつものPCじゃなかったりとか、子どもと早々と寝てしまったりとか、そんな感じだったので、久々のブログです。



昨日(2017.12.29)は「滋賀暮らしの記録」と題したTALK&LIVEイベント。
ぼくの企画、実家の喫茶店カフェ・ド・アクタで開催させてもらいました。

f:id:serendippo:20171230225307j:plain


やってみて、いろいろと氣付いたことが多かったので、次回はもっとレベルUPしたものができそう。

年末は特に、落ち込んだり反省したりせず、「よくやったなぁ」という部分にフォーカスすることにします。
(「年末年始こそはなるべくhappyでいてください」という、しいたけ占い/蟹座で出ているから、というのが大きな理由だったりしますが)



12月24日のcafe salon STILLROOMでのクリスマスライブは、おかげさまでたくさんの方に来ていただきました。

f:id:serendippo:20171230234616j:plain



キペルス・パピルスとして、STILLROOMでのライブは結構久々。
今回はいつもとはちがって、立ち位置を逆にしてみました。

そして、壁にはステキなロゴが。

f:id:serendippo:20171230234941j:plain


しかも、照明の下にあるヒンメリの影が偶然「十字」になって、いかにもクリスマスな感じ。

ライブのあとは、地鶏のじゅんじゅん忘年会。
(じゅんじゅんとは、すき焼きのこと、滋賀では昔からそう言うらしいです)

f:id:serendippo:20171230235544j:plain



忘年会では、いつもウクレレサロンに来てくれている女子2人とウクレレTime、それがまた楽しかった。
(ライブでも一曲、参加してもらいました)

f:id:serendippo:20171231000833j:plain


ライブも好評だったみたいで、ほっと一安心。
オリジナルの曲も、喜んでもらえました。

f:id:serendippo:20171231000931j:plain


いつもついつい忘れてしまう、写真もちゃんと撮ってもらって。
(上の2枚はSTILLROOMのちすずさんが撮ってくれました)

そうそう、ステキな花束をいただきました。

f:id:serendippo:20171231001112j:plain


ライブをやる動機って、結局「喜んでもらいたい」から。
いろいろなリアクションが返ってくると、「喜んでくれたんだな」って思えるし、それが何より嬉しい。

その上で、自分たちも「楽しかった~」って、心から喜べる。



何かに書いたはずなのに、なぜか全然思い出せないし、見当たらないのですが。
2018年は、「〈吟遊ソングライター〉として、ソロでの活動もいろいろやっていきたい」と思っています。

単純にライブをする、というだけではなく。
歌うときもバンドのときとはちがった形だったり、曲も雰囲氣を変えてみたりだとか。

まだアイデアとしては固まっていないので、これから楽しく考えていくつもりです。


先日、ふと考えたことがあります。

そういえば、自分は「ノッポさんになりたかった」んだと。
ちゃんと憶えているわけじゃないし、そもそも定かではないのだけど。

子どものとき大好きだった「できるかな」のノッポさんに憧れて、「大人になったらノッポさんになる」と思ったような。

事実かどうかは別にしても、今の自分が目指すべきは「ノッポさん」的存在だなって。

何かちょっと「普通」じゃない、よく言えばちょっと「ミステリアス」な。
一歩まちがえば「怪しい」のに、誰からも愛される存在。

「キャラ」としてのノッポさんだけじゃなく、俳優/歌手としての「高見のっぽ」さんもステキな方ですよね。

http://www.nopposan.jp/


ぼくはムーミンが好きで、その中でもスナフキンという存在はとても大きいのですが。
でも、自分にとってのスナフキンって、「高嶺の花」なイメージ。

もちろん、「ノッポさん」だって簡単というわけではないけど。
あくまでも「エッセンス」として。


そんなわけで、「抱負」なのかどうか、よくわからないですが。
2018年、「ノッポさん」を目指します。

あ、でも、「一言も喋らない」というところは目指していません(笑)


                    せれんでぃっぽ☆とむやん

〈black coffee FRIDAY〉


この週末と昨日(2017.12.18)と、マルシェ系イベントが目白押しでした。
そのことは改めて書きたいと思っていますが。


珈琲出店をしたのは昨日だけ。
友人宅での「ひらけdoma」というオープンデイで、今回で3回目。

ありがたいことに「ひらけdoma」には初回から、というか打ち合わせ段階から参加させてもらっています。
(↓以前、ちょこっとだけど、「ひらけdoma」について書いています)

ええあんばい - とむやんの氣まぐれ雑想記



この「ひらけdoma」、まず何よりお家がステキ。

f:id:serendippo:20171219234546j:plain


3回目の今回、かなりお客さんが多かったように思います。

珈琲もたくさんオーダーいただいたき、ありがとうございました。
ただ、結構時間がかかってしまったので、申し訳ないです。
それでも、みなさんイヤな顔せず待っていてくださいました、感謝☆


今回はホットコーヒー2種と、カフェオレにもチャレンジ。
ホットコーヒーは、東ティモールデカフェ(カフェインレス)。

f:id:serendippo:20171219235454j:plain


写真上のカップケーキは、スパイスりんごクランブル。
出店していた友人「ひとゆら」のもの。
(ちなみに、その下のハニカム出版のクッキーも、「ひとゆら」プロデュース)



この機会に、〈black coffee FRIDAY〉について、書いておこうかと思います。

以前にもちょこっとは書きましたが。
元々は友人ちゃたくんのカフェ「ハクハク茶小屋」で珈琲担当をさせてもらうことになったのがきっかけ。

ブログを書きたくなるとき - とむやんの氣まぐれ雑想記


最初はお互いの予定の合う金曜日だけの予定だったので、名前にFRIDAYを付けることにしたのですが。
後に別の曜日にも入れるようになって、でも名前はそのままにしています。

f:id:serendippo:20171220002130j:plain



〈black coffee FRIDAY〉は語呂がいいかなぁと、思い付いたもの。
ところが、Instagramハッシュタグを付けてみたら、外国の方の投稿が結構あるんですね。
どういう意味合いで使われているのかは、正直よくわからないけど…。


ぼくなりには、珈琲の「正解」みたいなものをなくしてもいいかな~と、そんな想いでやっています。

つまり、「珈琲ってブラックじゃなきゃ!」みたいな風潮があるんじゃないか、それがある人にとっては珈琲を遠ざける要因になっていたりするのかもしれない。
そうだとすると、すごく残念だなぁって。

一方で、「正解」を押し付けるのではなく、でもブラックでも美味しいと思える珈琲を淹れたいと思っていて。

だからせめて、いつもじゃなくても、金曜日のそして一口目だけでも、ブラックで飲んでもらえたらいいなぁと思っているのです。


さて、ここからが悩ましいところ。

じゃあ、ブラックで一口飲んで、後でミルクを入れて…でもいいのですけど。
せっかくミルクを入れるなら、バランスも考えて最初からカフェオレとして出した方がいいのかなって。

なので、ミルクを入れたい方はカフェオレ、砂糖だけかもしくはブラックならホットコーヒーで。
その2択に、余裕があるときはデカフェも加えて。


とまあ、この辺のことはまだまだ実験的な段階です。
別にみんながみんな、珈琲を飲まなくていいし、好きにならなくてもいい。
ただ、「普段は珈琲飲まないんです」という方が、「美味しい」と言ってくださると、やっぱり嬉しいものです。

もちろん、珈琲好きな方から言われるのも、すごく嬉しい。


来年も〈black coffee FRIDAY〉は続く予定です。
今年の〈black coffee FRIDAY〉は、明日12月20日[水]が最後。
(ハクハク茶小屋の営業はまだまだあります)

それから、ハクハク茶小屋として、12月22日[金]23日[土]の「いろは市」というイベントに出店します。
守山のうの家にて。


カフェオレはあるときとないときがありますので、ご了承ください。


                    せれんでぃっぽ☆とむやん

くれない夜叉。


「かけた情けは水に流し、受けた恩は石に刻む」。
以前読んだ本に出ていたんだったかな、そんな言葉を知った。

そんな風に生きられたら、と思う。
けれど、どうしてもまだまだ、今でも「拗ねて」しまうことがある。

他人から「理解してもらえない」とか、「評価してもらえない」とか。
あれして「くれない」、これして「くれない」。

でも、本当にそうなの…?



この一年、いろいろなことを試してきた。
今年もブックカフェ〈ABC〉を何度かやったり、珈琲も出店やハクハク茶小屋で淹れるようになったり。
〈【個別的】くらしとせいじカフェ〉という思い付きや、〈わたし誌〉という超個人的な「メディア」とか。
ウクレレサロンも日野でやることになったり、ライブもいろいろなところで呼んでもらったり。
ライブは、コラボもたくさんさせてもらって、どれもすごく楽しかった。

そんな感じで、一年以上前からやってきたことも、着実にじわじわと発展してきていると思う。

2016年を振り返ってみる☆ - とむやんの氣まぐれ雑想記

(↑一年前の振り返りと比べると、よくわかる)


どれにしたって「絶賛」されたりするわけじゃない、当たり前だけど。
それでも、誰かが必ず「いいね」と言いに来てくれたり、することが多くなった。

それって、やっぱりすごいことだよなぁ。


今日(2017.12.14)も友人が、「〈リリくじ〉、いいね」と言ってくれて嬉しかった。

f:id:serendippo:20171214224340j:plain



どんどん挑戦しながら、続けていく。
やらなくなったものもあるし、新しいこともどんどん思い付いたらやってみる。

毎日を実験的に遊ぶように暮らす - とむやんの氣まぐれ雑想記

(↑以前、こんな記事も書きました、まだ続きが書けていませんが)


「反応」が思わしくなくて、落ち込むこともある、寂しくなったりもする。
一方、「すぐに評価されるんじゃ、そんなに大したことじゃなかったのかも」なんて、考え直したりもする。

でもでも、不思議と少し経ってから、「あれ、よかったです」と声を掛けられたり。

このブログも、つい先日「ファンです」と書いてくださった方がいて。
しかも、こちらも常々ステキだな~と思っている人だったので、続けていてよかったとつくづく思ったり。


「くれない夜叉」歴がずいぶんと長かったぼくも、ようやく卒業できそうな感じ。
(元プロレスラーの紅夜叉とは関係ないですからね)

「夜叉」とは、古代インド神話に登場する鬼神。
鬼神だけど、人に恩恵をもたらす存在でもあるんだそう。

他人からの評価を求めたり、対価を欲したり、それ自体はもちろん悪いことじゃない。

だけど例えば、過去の自分の失敗を認めなかったり、一番最初に書いた言葉とは真逆の感覚でいたり。


別の例えで言えば、「いつまで謝ればいいんだ?」とか、「オレがやってやったのに」とか。

それって、やっぱり〈粋〉じゃない。
そんな生き方はしたくないよなぁ、と改めて。


最後に、ひとつだけ。

先日、カナダのジャスティン・トルドー首相が、「カナダ政府がかつて性的少数者LGBT)を差別していたこと」を議会で謝罪した、というニュースを見た。
そして、下院議員たちは首相のこの発言を、温かい拍手で歓迎したという。

政治もそう、この国では〈不粋〉だなって思っちゃうことの方が残念ながら多い。
だからこそ、自分は自分なりの「粋」に生きていきたい、とつくづく思う。


                    せれんでぃっぽ☆とむやん

ドネーションのこと、ふたたび。


昨日(2017.12.3)も書きましたが、明日は「ブックカフェ」をやります。

f:id:serendippo:20171203225635j:plain

https://www.facebook.com/events/148722725888303/

「今回は誰のリアクションもない場合は中止にするつもりでいます」と書いたけど。
そして、今現在リアクションはないのだけど。


実は今日、満月マルシェに自転車で向かっている途中、自転車のクランク(ペダルの付いてる柄)がポロンと外れてしまいました。
幸いなことに事故にならず、家からそれほど遠くなかったので、自転車を転がして帰ってきて。

f:id:serendippo:20171204233011j:plain



そうやって、行こうと思っても行けないこともある。
今日はあきらめて、自転車整備したり、ほかのやろうと思っていたことをやったりして。
結果、それでよかったなぁと。

そんな一日を過ごしてみて、明日どうしようかなと考えていました。

普段のように、明日もSTILLROOMに行って、その時間を過ごしてみようかなと。
ブックカフェにはならなくても、元々自分がそこにいて楽しいと思える企画なのだから、とりあえずお茶しに行こう、と。

なんだか、そんな大袈裟なことでもないのに、あれこれ考え過ぎかもしれない。

でも、とりあえず明日はやってみて、それで今後どうするかまた考えようと思います。



ひとつ思うのは、「ドネーション制」というのが壁になっているのかな、ということ。
なので、「ドネーション」について、ちょっと書いてみたいと思います。


なぜ、ドネーション制で企画するのか。

ぼくが企画するものって、ちょっと「ゆるい」ものが多い。
人によって価値観や金銭感覚って、もちろん全然ちがうものだから、こういうものを「一律いくら」ってしたくないなぁというのがあります。

今は「労働」とか「所有」には相対的な価値基準みたいなものがある。
けれど、「共有」的感覚のものには、正直お金を払いたくない人も多いのかなぁと。

商品を見れば、だいたい検討がつくから、その値段に見合ってるかどうか判断できる。
けれど、「時間」や「空間」って、それがむずかしい。

だから、実際その場に居合わせてもらって、自分の感覚で値段を決めてもらえたらいいのかな、と。


もしくは、その「時間」や「空間」を共有する相手(この場合はぼく)に対して、支援的な意味で考えた方がわかりやすいかも。

心屋さんの本だったかな、「存在給」という言葉があって。
そこで言う「存在給」の意味は忘れてしまったけど。

たぶん、「存在給」は「固定給」とも「歩合制」ともあまり馴染まない、またちがう感覚じゃないかな。
ぼくなりに解釈すれば、「いてくれてありがとう」という氣もちに「色」を付ける。
数値化するわけじゃないので、必ずしもお金じゃなくてもいい。

今までも、お菓子を焼いてきてくれたり、その場のお勘定をもってくれたり、いろいろありました。

そして、おもしろいなぁと思うのは、「存在給」を考えたとき、相手へのドネーションは鏡のように自分への「存在給」にも関わってくるんじゃないか、ってこと。

値段が決まっている商品だって、提供する側と受け取る側の感覚がちゃんと釣り合っていればいいんですよね。
「高いなぁ」と思えば、買わないわけだし。
(でも他にないし、と渋々買うとしても、それもある意味「釣り合ってる」のかもしれない)


友人に先日聞いておもしろいなと思ったのは、酉の市などで売られている縁起熊手を、「値切って買わない」という話。
値切ると、夢や願いを小さく「見積もった」ことになるんだそうです。

お賽銭とかでも、同じ感覚があると思います。
そういえば、先述の心屋さんの本に、「お賽銭に一万円を入れる」という話もあったなぁ。


それとはちょっとちがうかもしれないけど、お布施の話。
お布施って、いわゆる「貧しい人から」お金をもらうんだそうです。

今はもうよく知られた話なのかな?
でもぼくはちょっとビックリというか、意外だなと。

理由を聞いたら納得だと思うのですが、貧しさとは「自分のためにしかお金を使ってこなかったこと」なんだそう。
だから、そういう人から1円でももらうと、その人は「他人のためにお金を使ったこと」になり、それこそが「豊かさ」なのだと。

普段の値段の決まったものに対しても、本当は同じなんですよね、きっと。
値切るのがダメってことじゃなく、買うときも氣もちよく払わせてもらうことが大切。

だから、値切るというのもお互いが楽しければ、アリなんだと思います。
(そんな話をひろさちやさんの本で読んだことがあります)


以上、ちょっとわかりにくいかもしれません。
そして、賛同してもらえなくても、もちろんそれでいいです。

意味はわかったけど、それでもドネーション制に抵抗がある、という方がいたら、是非そう言ってください。
そこから、値切るのとは逆(なのか?)に、一緒に値段を決めても楽しいと思うし、あとでそれ相応のプレゼントをします、とかもいいかも。

ぼくもそうやって、「受け取る」修行をさせてもらっている、そんな感じです。

だから小銭を用意して、氣軽に参加してもらえたら、もしかしたら意味がわかってもらえるかもしれません。
こちらも、予定外にお札で入れたくなるような、そんな「ゆるい」けど「来てよかった」と思っていただける企画にしていきたいと思っています。


実験的な部分も多々あるので、おかしいと思ったら指摘してください。
もちろんよかったことも、是非フィードバックしてほしい。

それもまた、ひとつのドネーションの形でもあります、たぶん。


追記
自分でもすっかり忘れていたのですが、以前にもドネーションについて、書いていました。

ドネーションのこと。 - とむやんの氣まぐれ雑想記


10ヶ月ほどで、自分の認識がどれだけ変わったのか、変わってないのか。
また自分でも読み返してみようと思います。
(書き終えてから氣付いたくらいで、何を書いたかもう忘れてしまった)


                    せれんでぃっぽ☆とむやん

〈リリくじ〉と、その他告知。


今日(2017.12.3)はcafe salon STILLROOMで開催の、「ちいさなマーケットTree」。
年二回の開催で、今回でなんと9回目。


ぼくはジュークボックス的にウクレレの弾き語りをするという、「Tree」で何度かやってみている試み、なのですが。

やっぱりこういう場で歌うのって、精神力が結構いる。
わかっていながら、同じ失敗繰り返してるなぁ。

ナオト・インティライミのような精神力が必要なのかも、ふと昔読んだ記事を思い出したりして↓

ナオトインティライミが何故売れたかよくわかったのでみんなに教えてあげたい。 - BASEMENT-TIMES



一応、今回はいつもと違う「仕掛け」を用意していました。
前々からやってみたいと思っていた、オリジナル曲の「おみくじ」みたいなもの。
歌詞(リリック)のくじなので、〈リリくじ〉。

f:id:serendippo:20171203225209j:plain


(ジンジャーマンは特に意味はないです、宣伝マンがほしいなと思ってチョキチョキしてみました)


明日の「満月マルシェ」でもちょっと歌わせてもらおうと思っていて。
この〈リリくじ〉ももっていく予定。

ぼくがつくった曲の、歌詞の一部を抜き出しています。
それが、引いた人にドンピシャな内容だったりしたら、おもしろいな~と。



明後日12月5日[火]には、cafe salon STILLROOMの営業中に、片隅で「ブックカフェ」をさせてもらう予定です。

久々のブックカフェ、ロゴも一新しました。

f:id:serendippo:20171203225635j:plain


(何度か企画しているブックカフェについては、過去の記事をご覧ください↓)
ブックカフェ「ABC」☆ - とむやんの氣まぐれ雑想記


基本、誰か来ても来なくてもやる、というスタンスでいたのですが。
前述の通り、最近どうしても精神面の消耗が激しいので(笑)
今回は誰のリアクションもない場合は中止にするつもりでいます。

なので、行こうかなと思われる方は是非ご連絡を~☆


オルタナティヴ ブック カフェ
ALTERNATIVE BOOK CAFE】
~非主流を楽しむための“ABC”~

《日時》
12月5日[火]10時ごろから12時ごろまでのあいだ(出入り自由)。

《場所》
cafe salon STILLROOM《滋賀県栗東市安養寺》

カフェ営業中なのでワンオーダーをお願いします。
それとは別に、ドネーションをいただけると嬉しいです。
(そのときの直感、お氣もちで。お金でもお金じゃなくても)

お問い合わせ・申し込みは
serendippo.ritto@gmail.com
もしくは、このイベントページやメッセンジャーなどで↓

滋賀・栗東/12・5/オルタナティヴブックカフェ at Stillroom



参加したい方は、その時間内であればいつでもいいので、来てください。
できれば、紹介したい本を一冊もって。
基本的には、ぼくやそこにいる人たちに、ゆるく本の紹介や本を通じての話をしてもらえたらと思います。

今回のテーマは、「2017年を振り返って」もしくは、「2018年をどんな年にしたい?」です。



cafe salon STILLROOM関連で、もうひとつ告知。
12月24日[日]に、ウクレレ楽団キペルス・パピルスとして、クリスマスライブをさせてもらいます。
こちらの詳細はまた書く予定でいます☆



最後に、今日の「おやつ」紹介。

f:id:serendippo:20171203230951j:plain


「Tree」に出店されていた、「すこやかなおやつ under tree」。
ロールケーキとショートケーキ、STILLROOMのコーヒーと一緒に。

「すこやかなおやつ under tree」の生クリームは、口当たりが軽くてほんと美味しい♡


                    せれんでぃっぽ☆とむやん